タンナー

ここで紹介するタンナーは世界各国にあるタンナーの一部です、
いろいろなタンナーがありますのでご覧ください。



○日本
栃木皮革

栃木市にある老舗で、北米から仕入れた原皮を使い、古典的な技法によりタンニンのみでなめした牛革やピッグスキンを生産する。
自社一貫生産を取っている数少ないタンナーである。ピットと呼ばれる古典的なめし法を堅持している。
ドラム式より手間はかかるが深くなめす事が出来る。
○ヴィアサザビー等

新喜皮革 姫路市にある1951年創業のホースレザー専門のタンナーで、高い品質と信頼されている。コードバンも古くから手掛けていて、
一貫生産をしている数少ないタンナーである。
ホーウイン社のコードバンが靴むきなのに対して、新喜のコードバンは鞄や小物などに利用されている。
○L,E,D,パイツ等
○フランス
デュプイ
(DU PUY)
最高級カーフの専門として1948年に設立され、本国フランスやスイスなどヨーロッパ産の高品質の原皮のみを厳選して使い、
独自に編み出したクロームなめし法や染色技術などを施して作り上げるカーフは、本国の一流バックブランドを
初め各国の高級ブランドや有名皮革メーカーに供給されている。
「ボックスカーフ・ノワール」(靴用、きめが細かく艶がある)、「アニロー」(艶つけされた靴用アニリンカーフ)、
「スパーウルトラカーフ」(靴用、極めの細かいアニリンカーフ)、「ボックスカーフ・マロキネリ」(鞄、革小物用、
極めが細かく、硬質)などが挙げられる。
○ヒロ・ヤナギマチ、銀座ヨシノヤ、アルフレッド・サージェント等
コスティル
(COSTIL)
大手のタンナーで、同国の一流バックブランドなど、世界各国の靴のメーカーに製品を供給している。オランダの放牧牛の皮
(繊維がしっかりしている)などをフルタンニンでなめして作られる牛革」は適度な厚みとコシがある、
半ガラス仕上げのトラベールカーフも人気の高い素材である。
○42NDロイヤルハイランド、シルバノ・サセッティ等
アノネイ
(ANNONAY)
デュプイから独立し、1984年に設立された高級皮革メーカーで、デュプイ同様上質なボックスカーフの生産で有名。
アノネイの製品は各国の一流ブランドやメーカーに供給されている。
○グレンソン、アレン・エドモンズ、クロケット&ジョーンズ等
○イギリス
コノリー
(CONNOLLY)
ロールス・ロイス、アストン・マーチン、ベントレー、などの高級車のシート&内装用皮革として名高い、
コノリーレザーを生産する。創業1874年の英国王室御用達タンナー。
コノリーレザーは最高級カーフを秘伝のなめし法で加工したもので、耐久性と防水性に富んでいる。
○カミーユ・フォルネ等
チャールズ・F,ステッド
(CHARLES・F,STEAD)
創業1904年、主としてスエードなどのスプリット(床皮)を得意とするタンナーとして名高い。
北米、南米、北欧、オセアニアなどから原皮を仕入れ、各種のスエード、ベロア、スーパーバックなどを
世界の名だたるブランドやメーカーに供給している。
○ワールドフットウエアギャラリー、アルフレッド・サージェント等
○イタリア
ヴァルダルノ
(VALDARNO)
1995年、北イタリア・サンタクローチェにて設立。ベジタブルタンニンレザーの最大タンナーで、
各国の一流ブランドに多くの製品を、
供給していろ。良質なフランス産牛革のショルダー部のみを使用するというこだわりを持つ。
○タパス、コベルト等
ブリターニャ
(LA BREATAGHA)
1986年創立で北イタリアのサンタクローチェに工場を持ち、伝統的な職人の手法による、
ベジタブルタンニンレザーを生産する一方、新素材の開発にも注力する小規模タンナー、国内の一流ファッションブランドや
アメリカのトゥミなどに製品を供給している。
○コベルト等
チベット
(TIBET)

メインはピッグスキン、大降りで肉厚なポーランド産ピッグの原皮を伝統的手法でなめしており、色を際立たせるための
独特の光沢仕上げを施したタイプもある。
○タパス等

ルッソ・ディ・カサンドリーニ
(LUSSO DI CASANDORINI)
ナポリ近郊に位置する小規模のマイナーファクトリーで、生産量も決して多くは無いが、原皮から仕上げまで自社一貫生産を守り、
独特の柔らかく味のあるレザーを生産している。ことに靴の材料として利用される事が多い。
○アメリカ
ホーウィン
(HORWEEN)
コードバン(馬の尻革)やオイルドレザーのタンナーとして世界的に名高いホーウィンレザー社は1905年シカゴで設立された。
コードバンシューズは当時、アメリカで盛んに作られていたが、1960年代後半〜70年代にかけて需要が激減。大多数のタンナーが
その生産から撤退し、唯一残されたホーウィンも生産終了を検討していたが、コードバンシューズの伝統を継承したいとする
オールデン社が説得。2年分の革を一括に買い取るなどをしてホーウィンをフォローした。こうして両社の蜜月時代が始まり、
今なおこの関係が続いている。他社のコードバンは硬質ゆえに靴にしにくいが、同社のタンニンなめしシェル・コードバンは
適度なオイル加工が施されていて、独特の柔らかさがあり、履き込むほどに足に馴染むという特性を持つ。
○オールデン、アレン・エドモンズ、アルバラ デホー等

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