日本における原皮事情は、国内産で完全にまかなえる豚皮を除き殆どが輸入に頼っています。中でも質が良く、
数量が確保出来る北米産が人気があります。
当店のサドルレザーも北米産から輸入した原皮を使用しています。
それでは、皮から革になるまでを順を追って説明いたしますので、◯から各説明ページをご覧下さい。
 

○タンナー

パッカーと呼ばれる、原皮供給会社から仕入れた原皮に加脂、染色の加工を施して皮を革に変えるメーカーをタンナーといいます。
タンナーは各国に有名な会社が存在します。
鞄、靴のメーカーはタンナーから加工を施した製品を仕入れて、製品を作り販売しています。
タンナーによって製品の出来が決まると言っても過言ではありません。タンナーも良い製品作りに努力を続けています。
◯日本、フランス、イギリス、イタリア、アメリカ、ドイツ
上記の国にあるタンナーを紹介します。
他にもスペイン、東ヨーロッパ諸国、アフリカ諸国、インド、パキスタン、インドネシア、バングラデシュ、オーストラリア、
韓国、中国と世界各国に注目のタンナーが多数存在します。
 
○革とは何か?
皮と革、混同しがちだからまずはこの違いを説明しよう。
動物の体から剥いだ皮は、そのままだと肉と同様にすぐに腐ってしまう。乾燥させてもガチガチになるだけ、
そこで古代の人は皮を煙で燻したり、採った動物の脂をなすりつけたり、
草木の汁に漬け込んだりと、さまざまな方法により、皮を腐らせず、かつ柔軟性を与える偉大なワザを確率していったのが
『なめし(鞣し)』である。
このなめし前を『皮』、なめし後を『革』と区別する。
 
○革の種類
ひとくちに革といっても、じつに多彩な種類があり分類の仕方も様々。
主な四つをあげてみたので、特性や、違いを説明していきます。
◯原皮による分類
◯なめし法による分類
◯仕上げ法による分類
◯加工法による分類
 
○皮から革になるまで
皮から製品になるまでを、説明しながら順に追っていきます。
タンニンなめし、クロムなめしの製品工程です、途中の工程までは一緒ですが、手間暇かかるタンニンなめしは工程が短いですが時間がかかります。
サドルレザーはベジタブルタンニンなめしになります。
◯皮革製作工程

◯タンナー各国  ◯皮の種類  ◯皮革製作工程



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